自律神経失調症
自律神経失調症
自律神経の治療法のホントのことをお伝えします。
raku you can整骨院 八木
自律神経というと、なぜか精神的なストレスが・・・と思われがちですが、そもそも自律神経とは人が健康に生きていくための活動を、無意識で調整してくれている神経です。
心臓を動かしたり、意識しなくても呼吸してたり、食べ物を消化したりなどなど。
その作用は、沢山あります。
自律神経のバランスが乱れてくる原因に、精神的なストレスも当然あります。
でも、心の問題「だけ」ではないんですね。
体のストレスからも、影響を受けます。
体のストレスとは
①寒暖差や湿度や気圧などから受ける環境のストレス。
②栄養素の過剰や不足、薬や添加物、大気汚染や酸素不足などの化学的ストレス。
③痛みやしびれ、体のゆがみなどの構造的ストレス。
簡単に言うと、これらが体のストレスになります。
思い出してみてください。
頭痛がしてると、気持ちが沈まないですか?
腰が痛くてツライのに、元気いっぱい!って気分になれますか?
疲れ切ってる時に、元気に頑張るぞ~!!!って思えますか?
心の問題も体に影響しますが、体のストレスも心に大きく影響します!
先に体の症状が出て、それが長引く事によって心にも大きな影響をし始める事の方が圧倒的に多いと考えられます。
「私は症状がないけど、気分がすぐれない」と言う方もいらっしゃるでしょう。
それは、本当に心の問題の方が大きいか、麻痺して自覚症状が無いだけかもしれません。
このような方は、我慢強よかったり、自分を抑え込んでる方が多いような気がします。
体は、あなたにサインを送っているのに、それに気づかず(もしくは見て見ぬふり)をしてきた可能性があります。
薬やカウンセリングは大切だと思いますが、体の調節も非常に重要な事なのです。
それは、自分自身の経験からも言えます。
自律神経が乱れてくるという事は、あなたの体が正常だからです!
あなた自身を、いろんなストレスから守ってくれ、生きようとしてくれているのです。
あなたの体の声に、早めに気づいてあげ理解してあげれば、重い症状は出ないし、これから先、楽に生きていけます。
ぜひ、その事に気づいて欲しいです。
臨床症例
めまい・腰痛
60歳女性 主婦 主訴 めまい・腰痛
既存患者さまのご紹介で来院。リウマチがあり、病院にて治療中。
足関節の変形があり、歩くと痛みがある。それをかばって、腰も痛いとの事。
最近めまいもひどく、これが一番つらくて、なんとかならないかと来院されました。
1回目の治療は、足関節と腰痛は軽く治療し、めまいに対して重点的に治療しました。
治療後は、ベッドで寝起きをしても歩いてもめまいがしないと喜んでおられました。
1週間後、2回目の来院時にお聞きすると、治療後からめまいも出ていないとの事。
なので2回目は、腰と足関節をメインに治療しました。最初はベッドに寝てるのもツライようでしたが、終わって立ってもらうと、腰も軽く足関節の痛みは半分くらいとの事。
今後は腰痛をメインに治療する予定でしたが、ときどき自律神経コースも併用した方が良いだろうと提案したところ、自律神経コースと体のコースを交互に受けたいとのことで、現在は交互に治療継続中です。
仕事のプレッシャー
49歳女性 会社員 主訴 仕事のプレッシャー
既存患者さまのご相談でした。
会社での仕事量が増え、精神的・肉体的に追い詰められている。新しい書類がデスクに置かれるたびに、頭が真っ白になり気ばかり焦って仕事が進んでいないとの事。
こういうのも、どうにかならないかとご相談いただきました。
お話を伺うと、ご自分でもこなせない仕事量では無さそうなのに、なぜか焦ってくる。あれもこれもと、考えがまとまらなくて、結局すべての仕事が遅れてくるという事でした。
そこでストレス・プレッシャー解放をし、仕事に対するプレッシャーを減らしたところ、翌日からみるみる仕事がはかどるようになり、体も楽になったと教えてくれました。
今以上の仕事量でもこなせそうと思えるくらい、仕事が進んでいくようです。
こういう事は、能力が高くて仕事が出来る人に多いような気がします。
ちょっとしたキッカケから、ご自分のペースと能力に疑問を持ち始め焦りが出始めたようでした。
その後、体調もよく仕事も余裕を持って出来ているので、ストレスが無くなったと喜ばれています。
不眠 (夢で起きてしまう)
64歳女性 自営業 主訴 不眠(夢で起きてしまう)
既存患者さまのご相談でした。
いまの家に嫁いで40年近くですが、義父・義母との関係が悪く、亡くなった今でも、追い掛け回される同じ夢を何年も毎日のように見て目が覚める。
家にいると、遺影が気になって怖い。
特に義父のイメージが怖く、家にいても義父のイメージが残り落着けないとのことでした。
言いたいことも言えず、ずっと我慢と恐怖の人生だと訴えられました。
いま一番の望みは、義父を記憶から消して欲しいとの事。記憶を消すことは出来ませんが、いま持っている義父へのイメージを変える事は出来ますよとお話しし、ご了承を得たのでストレス・プレッシャー解放をしました。
治療後、思い出すだけでも手が震えていた義父へのイメージが、ぼやけて出てこないとの事。手の震えも止まり、なんだか平気そうと言われました。
2回目に来られた時に伺うと、あれから追い掛け回される夢を見ていない、ぐっすり眠れている、遺影を見ても何とも思わなくなったとの事でした。
2回目は、他にあった軽いストレスに対して治療を行い、かなり気分が楽になってスッキリした。早く相談しておけば良かった~と、言ってくださいました。
その後、体の治療にも来院された時に伺っても、義父や義母への昔のイメージは日に日に小さくなって、家でくつろぐことが出来るようになっています。
手の震え
39歳男性 調理師 主訴 手の震え
既存患者さまのご紹介でした。
調理師の仕事をしているが、包丁を持つ手の震えが止まらない。
数年前に頸椎へルニアと診断され、整形外科での治療をした。
それがぶり返したのかもと考え、来院されました。
いろいろお話を伺うと、どうも体からの症状ではなく精神的なものが大きいとわかりました。
カウンセリングを交えながら伺っていくと、ずっと和食を続けてきたので和食以外の仕事はしたくない。
しかし生活の事を考えると、そうも言っていられない。
とりあえず就職はするものの、やはり長続きせず転職を繰り返している。
今回、希望の和食の店に就職する事が出来たが、今度は失敗できないというプレッシャーがかかっているとの事でした。
どのような時に、一番プレッシャーを感じるのか聞いてみたところ、包丁で細かい仕事をしている時に、フッと母親と奥様の言葉が浮かんできて、そこから震えだすと気づかれました。
普通に話している時には手は震えないのですが、母親と奥様の言葉を思い出してもらうと包丁を持っていなくても震え始めました、やはり二人からのプレッシャーに関係しているようでした。
ご本人も、生活や子供の事を考えれば、母親や奥様の言うことは良くわかるし、反論する気もないので、とりあえず言葉への感情を小さくするのと、仕事への自信を高めるようにしたいとの事で、ストレス・プレッシャー解放をしました。
治療後、二人の言葉を思い出してもらっても、手の震えは始まりませんし、思い出しても楽な気がすると言っていました。
これで仕事へ行ってもらい、1週間後に来院した時に伺ったところ、それ以後手の震えは止まっているのと、仕事が楽しくなってきたとの事。
時々肩こりで来院されますが、それ以後手の震えは止まったままで仕事も順調だそうです。